健全代表のメモ帳

クロノマギアのデッキのメモ帳です

クロノマギア 2年間の歴史を振り返って③

 

 

どうも、健全代表です(定期)

 

いよいよクロノマギアのサービス終了を迎えてしまうわけですが、今までを振り返って色々と書き連ねておこうと思います。

前回までは「パズドラR杯」終了期までをまとめたので、今回はそれ以降。

パズドラRパック実装〜現在に至るまでをざっくりとまとめていきます。

 

①死霊悪魔が支配する環境へと突入

 

待ちに待った新弾を剥き漁り、まず真っ先に目に止まったのは、あまりにも多すぎる新規死霊クリーチャーでした。

特に、自分は暗殺レオを好んで使用していたので、最初にテコ入れに取り掛かったのも恫喝暗殺レオです。

同時期に、レオナさん含めレオ有識者たちが集う「レオ愛好会」のDMグループに所属させてもらい、色んな人の構築を見てはパクr…取り入れていました。

 

しかし、ずっとレオを使っていて違和感に感じていた事が一つだけ。

神々環境において、じっくり立ち回りつつギア3「覚醒」を用いてリーサルをとるというプレイスタイルが既に困難なほどインフレが加速していました。

恐らく最初に発案したのはNonさんだったかなーと思いましたが、「覚醒」を用いるのではなく、リンゴサクヤを用いて即座にリーサルをとる手法が、この頃の暗殺レオの主流プランでした。

また、少し経ったあたりにshoheiさんがハーデス着地からのラダマンティスセット+ぶっ壊れカードと名高い「エリス」から得た軍神の鼓舞を用いた、カウンターも可能なリーサル手段を提示。

どちらも理にかなってはいましたが、自分の中ではどうしてもギア3を使わない手法が歪に感じ、しっくりきていませんでした。

そこで、従来のサクヤリーサルの部分をコシュまるにチェンジし、ギア3「ナイトメアリンク」を用いてリーサルをとるギミックを恫喝暗殺レオに導入。

正直ネタでやったんですが()

コシュまる+ナイトメアリンクはリンゴサクヤのようにも使えるし、ハーデスサモンからのラダマンティス軍神のような感覚でも使用可能であり、自分の中では「あれ、思ったよりもガチなやつかこれ?」という確かな手応えを感じ、そのままひとつのデッキとしてうまくハマってしまいました( ˙-˙ )

そうして完成したのが、この「暗殺ナイトメアリンクレオ」です。

 

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※2019年12月当時のレシピ

 

また、この頃になるとカード単体のパワーが上がったこともあり、とりあえず合うパワカを入れてからデッキの主軸を作るという組み方がどの能力者でも主流になり、相対的にどの能力者にも強化が入ったと言えます。

 

まあ、その中でぶっちぎりにヤバいのが「エリス」「シトリー」を採用した「魔獣召喚マリウス」だったのですが…

 

みなさんもご存知のように、魔獣召喚マリウスは「今までのアグロにはなかった」展開力、瞬間火力、トークンを駆使した継戦能力、これら全てが高水準で安定しており、実装当時のマリウスはクロノマギア史上最強とまで呼ばれる程にぶっ飛んでいました。

さすがにダメだと判断したのか、直後にすぐナーフが入ったのですが、それでもなお強力な事には変わらず。

安定した地雷キラー性能と、アグロとコントロール性の両立を確立し、現在でも実装当時とほぼ変わらない構築ながらもTier1の一角として台頭しています。

 

また、少し経つと同じく優秀な死霊/悪魔を多量に採用した「ブラマジ怨嗟シキガミ」も環境に参入。

マリウスには1歩劣るものの、同じく地雷キラー性能の高さと、コスト圧迫による展開阻害が非常に優秀で、こちらも現在でも強力なデッキとなっています。

 

このように、あからさまに増えた死霊クリーチャーがあまりにも強すぎて、マリウス対策に躍起になり他のデッキタイプへの注目が及ばない状態がしばらく続きました。

 

そして、これを受けた自分はこう思いました。

 

 

「あ、これ最悪の環境だわ」と( ˙-˙ )

 

 

②パラソルエレナ・扇動ゼータの登場

 

 

それからさらに少し経ち、トロフィーも稼ぎたくなったこともあり自分もマリウス・シキガミばかりを使ってランクマをまめにこなしていました。

自分がこれら死霊アグロを使う理由としては、Tier1に負ける事よりもいわゆる「クソデッキ」に分類される地雷相手、雑なハートオメガや魚ゼータ、クロノスミルなどに先行クソムーブを押し付けられて負ける事が何よりも嫌いだったことが大きく、それは今現在でも変わっていません🥺ྀི

というかだいたいの人が死霊アグロを握る理由がこれだったと勝手に思っています( ˙-˙ )

そうしているうちに、昨年まで全くアグロを使えず陰キャデッキ使いだったのに、ごく短期間でアグロの立ち回りや繊細な駆け引きを習得できました。

元々環境が整えばセット読みは得意な方だったので、それプラス殴りの駆け引きが合わさった事も大きかったと思います。

ちなみにマリウスのBPは、100ちょいから一気に3000近くまで増えました( ˙-˙ )

 

ある程度みんなが環境慣れしてくると、今度は他のカードへの注目が向くように。

中でも、従来の「殴らない」ことが主流だったエレナが、アメン・シンモラ・ドロシーなどの潤沢なトークンリソースとカオスホロウ・レーヴェンを用いた場荒らし性能の高さ、そしてギア1「パラソルアタック」を用いて打点補完をした「パラソルエレナ」が強力なデッキタイプとして誕生しました。

記憶が正しければ、最初にパラソルエレナ使ってるのを見かけたのはきしりーさんだったかなと思います。

こちらもすぐに20勝・21勝を記録する人が続出し、環境入りを果たしています。

 

また、干莫さんが提案したドロシー採用扇動ゼータと、はたえさんが取り入れたレイラン+ギア3「ブラッディブロウ」を組み合わせ、さらにドルクを入れて展開力を補完し、たたゆさんがまとめ上げた新型の「扇動ゼータ」が、マリウスを初めとする各種アグロに対して安定した封殺力を誇り、たたゆさん本人もこの頃から愛用するようになったこともあり、パラソルエレナと共に環境入りを果たします。

 

一方その頃自分はというと、オーバーパワーの死霊カード郡や、クソカードと名高いレーヴェン、埋まらない能力者格差などへ全くテコ入れする気のない運営に対しての皮肉を込めて「マリウス以外使う意味ないだろこんなん」と主張しながらランクマをこなしつつも、各種デッキのアイデアをパクr…参考にして使い込んではいました( ˙-˙ )

元々1から物を作ることが苦手であり、既存のものに対して自分なりのアレンジを加えて最適化する方が得意だったので、有識者達の構築をどんどん拾い集めては、それらを陰ながら使い込んで習得していました。

昔こそ「エレナしか使えない」プレイヤーの1人だったのですが、この頃になると「一応全能力者を使える」「アグロもコントロールもミッドレンジも使える」ぐらいのスキルは身についたかなとは思います、多分( ˙-˙ )

 

③第2の弟子(?)の登場

 

 

今年の3月くらいからクロマギ配信を毎日やっていたのですが、そのちょっと後ぐらいからちょいちょい配信を見に来てくれるようになった人がいました。

それが、まりんさんです。

復帰勢との事なのですが、マリウス、オメガ、エレナあたりから取っ付き始め、色んな人の配信を見ては知識を吸収して、その非常に高いモチベを活かしてごく短期間で成長しました。

たびたびヤケクソ気味になりがちな点だけが気がかりではありましたが、その度に彼に自分の考えを言い聞かせ、それはまた自分自身に対しての戒めにもなっていました。

 

まあ最初期の頃の自分を知っている方からしたら、昔の自分と彼はわりと似ている、と思うかもしれません( ˙-˙ )

 

私情もあり3週間ほどクロノマギアから離れていた時期もありましたが、色々な経験を経て得た知見が、

 

「強さを認められたければ、弱い部分を見せるな」

「皆に好かれなくとも誰かがいればいいという考えは、いつか誰からも見放される」

 

という、「それ、カードゲーム関係ないやん」というものでした( ˙-˙ )

でも、大切なことだとは思います。

多少下振れて運負けしたとて、不満を言いたくなるのは分かるけど、自分らは将棋をやっているわけではない。

カードゲームである以上、実力が介さない運で勝敗が決まることもある。

そして、自分自身も少なからず運に助けられて勝っていることもある。

自分にできるのは、ゼロにはできなくとも運に頼る要素を限りなく減らす努力だけである。

それに、皆少なからずクソゲーされて運負けした経験をたくさん積み重ねている。だから言わなくても悔しいのはわかる。

だから、いつまでも「運負けした」などと不満を言ってばかりではなく、強く見られたければもっと格好つけろ。負けを素直に受け入れるのも大切だ。

 

いつも彼に言っていた言葉です。そして、自分自身への戒めでもあります。

言ってる本人もこの心がけをちゃんと出来ているかと言われたら怪しいですが()

 

そんなこんなで、周りから「アレクさんの弟子」などと尾ヒレがつきつつも、強いプレイヤーがまた誕生したわけです。

ちなみに、師弟関係を取っている訳ではありません( ˙-˙ )

あくまでも、いちプレイヤー同士としての関係です( ˙-˙ )

 

④予兆

 

今年の四月で、クロノマギアは2周年を迎えることとなりました。

しかしその直前に運営からの告知がひとつ。それは、

「GOLDの課金購入を廃止し、パックは直接課金による購入方法を追加。GOLDはゲーム内のアチーブメントでのみ入手可能な通貨となります」

 

端的に言えばこんな感じです。

察しのいい方々は理解したと思いますが、ゲーム内通貨を廃止するという事は、「有償分のゲーム内通貨の返金作業を将来的に省くことができる」ということ。

そして、2周年を迎えたにも関わらず、昨年にはあった周年記念スリーブや称号もなく。

本当に、何も無かったです。コロナのせいとか多分関係なく。

みなが覚悟を固めたはずです。「サービス終了が近づいている」と。

ゲーム内通貨の購入廃止は、サービス終了のための準備なのです。

そしてそれから飛んで8月。

新規のエクストラカード数枚の追加や、第6回スクマギ杯(調整試合に度々関わりましたが、今回は割愛)などを経た、月末。

運営から正式に「11月30日をもってサービスを終了する」というアナウンスが発表されました。

 

正直なところ、自分はこれを覚悟してはいました。

新弾を刷らないということは、収益を得る方法が増えないということ。

そして人口の少なさから、新弾を刷って得られるリターンが見込めず、どうあってもマイナス収益になるのだろうということも。

今日までこのゲームが続いてきたのは、このゲームを強く愛するプレイヤーがいたこと。

そして、プロデューサーの山本大介氏の温情によるものなのだろう、と。

なので、サービス終了の報せを受けた時も、決して悪い意味ではなく落ち着いてはいました。

ただ、いつまでも続いて欲しいなぁという気持ちは勿論ありました。

ゲームそのものの楽しさもそうですが、クロノマギアを経て得られた繋がりが失われてしまうような気もしました。

恐らく、同じ気持ちでいる人も何人かいると思います。

9月に入ってから復帰勢が続出したのも、終わってしまう前にもう一度クロノマギアを楽しみたいとい思いがあったからこそだと思います。

 

⑤終わりに

 

それ以降の事はごく最近の出来事ばかりなので、ここで振り返らなくとも十分かなと思います。

 

こうして11月29日、残り24時間を切ってしまいましたが。

色々な事がありましたが、自分はこのゲームが結局好きです。離れられなかったですね。

また、僕自身があまり積極的に人に絡みに行く性格ではないこともあり、直接的な交流こそ少ないけれども、クロノマギアを通して得られた繋がりは大切な思い出であり、今後とも仲良くして欲しい方々も大勢います。

 

 

最後になりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

残りわずかな時間を、後悔しないように精一杯楽しみましょう。